DetonatioN GamingLEAGUE OF LEGENDS
2015.05.27

[Maa’s Report] LJL2015 S2R1 今シーズンの展開を占う第1戦

2015年5月23日土曜日新体制で挑んだSeason2最初の試合。
あの試合…Maa氏が振り返ります!

好評頂いております、Maa’s Report、第3弾です。

新生FocusMeの力は未知数

LJL 2015 Season2 Day 1は、日本のLoL界の先行きを占う面でも非常に重要な一日となっただろう。
IWCIでグループリーグ突破を嘱望されたDetonatioN FocusMe(DFM)が、予選を1勝5敗の成績で終え、世界との壁を改めて認識した日本のLoLチームは、オフシーズンでの大幅なメンバー変更に取り組んだ。

その真価が問われるのは、Round1初日の2戦目から。
DetonatioN FocusMe vs Immortal 7th heavenの試合で、彼らはどのような活躍を見せたのだろうか。
Maa氏(左)とマネージャ・LGraN氏(右)
外国人選手と一口に言っても前評判様々だが、その中でも特にImmortal 7th heaven(IMT 7h)に加入したMidのAlvingo選手とJungleのSSunは高い評価を得ていた。何しろ韓国のトップリーグ「OGN」への出場経験がある2人だ。
Japanese Fakerと称されるCeros選手をして「Alvingoには勝てない」と言わしめる彼らとの初戦、DetonatioNのCEOであり、マネージャーであるLGraN氏は、勝率は30%と語っていた。これは何も彼だけが悲観的なわけではなく、ゲームを深く理解しているコーチとアナリストを合わせ、3名で話し合った結果だと言う。

しかし蓋を開けてみれば、そんな悲観的な分析など微塵も感じさせないDFMの快勝が待っていた。
では何故このようなゲーム展開になったのだろうか。

7th heavenの不可解なSwap

試合が始まるとIMT 7hは全員で集まり、DFMのJungle内とBotレーンにSwap警戒用のワードを置いた。IMT 7hはUrgotに対して有利の取れるSivirをADCとして選択したため、是が非でも2vs2の通常のレーニングを行いたいと考えていたことだろう。
一方のDFMはその逆で、可能な限りSwapしたい。そこでDFMが取ったのが、ADCとSupportを匿う作戦であった。
試合の動画を確認しながら見てもらえると理解し易いと思うのだが、ADCのYutapon選手はWraith付近で敵のInvadeを確認すると、急いでBotレーンのアウタータレット近辺に走って行った。

試合開始2分40秒経過。この時にすでに勝負が見えていたといわれている。
試合開始2分40秒経過。この時にすでに勝負が見えていたといわれている。

ここで肝要なのはこの時点で設置されたIMT 7hのワードに、DFMのDuoレーナー2人が一切映っていないことだ。
このワードの配置でIMT 7hはSwapをしているかどうかを確認しようとしていたのだが、DFMはそれを視認させないままレーニングをスタートさせたのだ。

IMT 7hDFMスワップしてくると誤認させられ、Mueki選手のSivirはプッシュウェーブを作ってしまうが、DFMは最初からスワップを仕掛ける側で、的確なフリーズレーンの形成に成功する。これによりIMT 7hEvi選手はFarmが出来ず、一方でDFMBonziN選手は容易にFarmが出来るようになった。この時点でDFMは大きな優位を獲得した。

Midレーン Alvingo vs Ceros

相手は”Best of Katarina”。試合前はAlvingo選手に対し「勝てる気がしない」と珍しく弱音を吐いていたCeros選手。
相手は”Best of Katarina”。試合前はAlvingo選手に対し「勝てる気がしない」と珍しく弱音を吐いていたCeros選手。

SwapによりMaokaiのFarmが出来なくなってしまったIMT 7hは、Maokaiの持つ確定スネアを活かし、Midレーンに圧力をかけていくものの、Ceros選手は的確にGankを回避する。DFMの危機管理能力が冴え渡っていた。そして6分27秒、Jungler Rokenia選手の手助けを借りながらも、Alvingo選手を倒しきった。更にAlvingo – Cassiopeaがレーンに帰ってきた直後、Rokenia – Gragas、Hwang – AlistarのCCを活かし華麗なスキルコンボを繋げ、2キル目を得る。

これだけの有利を得たDFMが負けるはずはない。有利を活かし育っていないMaokaiを集中的に狙い、危なげなく差を広げていく。
最終的には20キルvs3キルという圧倒的な大差をもって、オフラインの初戦に勝利を飾ったのだった。

分岐点はLv1、ゲーム開始から2分。

この初戦、一番大きな勝因はDFMのレベル1の動きだ。Alvingo選手とSSun選手がいくら優れたメカニクスを持っていても、個人が出来ることには限界がある。チームとしての質の高さを遺憾なく発揮したDFMは、まさしく最古参のチームにふさわしい動きを見せた。
また、試合前には珍しく弱音を吐いていたCeros選手も、安定した動きを見せていた。何かが原因で打ち砕かれかけた彼の自信も、これで持ち直すことが出来るのではないだろうか。

IWCIで辛酸を舐めたDFMの新たな目標は、世界への二度目の挑戦だろう。そのためにはまず、Grand Finalへの出場を決めなければならない。
世界に向けた新たな旅路は、始まったばかりだ。


ライター:President Maa
写真・編集:DetonatioNスタッフ