先日、11月12日に行われましたTanksAsia マスターシリーズ1日目(残留戦)の試合結果をお伝えいたします。
TanksAsia マスターシリーズ1日目 (試合結果)
[DN]Silly Ducks Revolution vs Anubis Empire
Ashigaru_Musketeer [Captain]
VeyN
4lt
t4
LordKetchup
opelisk
tomotti
Jawohl
mk7777
★ 1本目:MINES(鉱山)北
★ 2本目:HIMMELSDORF(ヒメルズドルフ)北
★ 3本目:ENSK(エンスク)南
マスターシリーズ、2回目のトーナメント。
[DN]Silly Ducks Revolution(以下SDR)にとってはマスター残留か否かを分けた重圧のかかる戦いとなりました。
今回の対戦相手は『Anubis Empire(以下Anubis)』。
韓国最大のゲームショウ・G-STARのための合同練習や選手の体調不良などで敵の分析に時間を割くことができず、若干の不安を抱えてのスタートに。
Watch live video from wargamingasia on TwitchTV SDRの試合は1:35:00以降。
キャプテンAshigaru_Musketeer選手の、静かで重い一言がチームを引き締めます。
チームの要、4lt選手が体調と回線状況が安定しない状況ながらも今回は通常ポジションで搭乗。
Ashigaru_Musketeer選手も「風邪引いてても熱出てても操作ができなくても、センスは衰えないからさ」と、4lt選手に対する絶対の信頼感を口にしました。
◆1戦目はMINES(鉱山)北。
Anubis EmpireがHT(HeavyTank:重戦車)を多めに入れてくることを考慮し、戦車構成と役割を考えるSDR。
「押し上げ」をメイン戦略とします。
Ashigaru_Musketeer「上手く決まれば90(AMX 13 90)は喰えるけどね。」
体調不良の4lt選手の代わりにt4選手が前線役を勤める話もありましたが、チームの絶大な信頼を受け4lt選手、いつものポジションに乗り込ます。Jawohl選手・mk777選手もまさかの事態に備えて待機。
第1戦目の幕開けです。
開幕、前回と同じく、丘上に車両を持ち上げますが、坂でスリップしてしまい今回は失敗。時間を取られてしまいます。
相手にわざとこちらの車両を発見させ、布陣を誤解させるという作戦も念頭に置きつつ、Ashigaru選手とtomotti選手でラインを上げての進軍をはじめますが、早期に発見され撃ち合いに。
SDRはそのままラインを徐々に上げて行きますが、マップ中央より敵戦車兵団が現れたことにより足並みが乱れ始めます。
前線は乱戦模様。
撃ち合いが始まり、布陣を立て直そうとするも相手に囲まれてしまい被弾してしまいます。
そのまま布陣しきれないままに戦車差が開き、全車撃破されてしまいました。
◆続く2戦目、ヒメルズドルフ(HIMMELSDORF)北。
4lt選手の回線状況が悪く、パケットロストが発生し、相手車両に弾が当たったかどうかが見えないというトラブルも。
(※弾が当たるところ[どの位置・部位に着弾したか]が見えないため狙えない、という意味だそうです。)
Ashigaru_Musketeer「どこで耐えればいいの?」
4lt「できれば線路側がいいけど。」
試合直前まで対Anubis Empireを研究していたVeyN選手から提案が出されました。
今回は線路側からの進軍作戦に。
細かい戦術の確認が各メンバー同士で行われました。
ゲーム開始直後、相手が中央突破(ラッシュ)であることが判明。これを予想していたSDR、素早く遭遇戦の体制で応戦を開始します。
砲撃戦の間、T1戦車はキャプチャー(占領)へ。
Ashigaru選手が素早く指示を出しますが、なかなか足並みが揃わず、わずかな車両差が大きなダメージ差を産み、明暗を分けます。
そのままキャプチャー(占領)を狙っていたT1車両も倒され、SDR敗退となりました。
◆ここで勝たなければならない3戦目、エンスク(ENSK)南。
Anubisの選んだ戦車はHevy3台構成。
相手の全力キャップラッシュを予測しつつ、SDR進軍。
どのラインを上げていくか、Ashigaru選手から再度指示が出ます。
今回は先手で、正面に現れたT1戦車を長距離射撃の一発で撃破。
相手が壊したオブジェクトから戦術を分析する4lt選手。
Anubisは「待ちの狙撃」を狙っていると判断。進軍を一旦止め、T1を偵察に残し、ライン下げて布陣をしなおし体制を立て直します。
戦略を立て直すこと残り時間5分40秒、T1が相手車両の動きを察知。
SDRにはもう後がない3戦目、全員が声をだし慎重に「詰め」を始めます。
ここで発見されたT1車両が長距離で撃破されてしまい、1:1のイーブンに。
T1車両の撃破はポイント的に低いため勝負の決め手にはならず。
そのまま時間切れでのドローの可能性も出てきました。
ここで勝ちを決めたいAnubis、絶対に負けられないSDRとの駆け引きが続きます。
残り3分。
時間ギリギリ、1台も被弾することが許されなくなったSDRでしたが、自軍側に待機したT1車両が敵兵団をキャッチ。そのまま撃破され、視界的にSDRは不利に。
残り時間2分、ドローにはさせまいと、Anubisがここで動きを見せます。
敵T1車両はSDR側の裏へ周り、視界を奪いつつキャプチャー(占領)に!。
1台も失うことが許されない状況のまま、線路を挟んでの激しい撃ち合いが始まります。
残り時間が1分を切った戦場では、1:1の激しい撃ち合い。SDRリロードと残り弾数の駆け引きの中、攻防が続きます。
ですが残り時間数十秒の僅かな差。
試合を決めたのはAnubis、キャプチャーによる勝敗でした。
今回の試合で、次回はレギュラーシリーズからのスタートとなったSDRですが、
その試合は今週の土曜日…。
[DN]Silly Ducks RevolutionはG-STAR(韓国最大のゲームショー、11月14日~17日開催)へ出場するメンバーが居るため、レギュラー1戦目を迎えるに厳しい状態に追い込まれます。
試合による疲れと敗退の重みが圧し掛かる中、気持ちを新たに『次の試合』を見据え、気持ちを切り替えて挑む選手の声が印象的でした。
後ほど記事を改めまして、今週行われます「G-STAR」についてお届けいたします。
[DN]Silly Ducks Revolution、そして、Harmless Savage Rebellionの応援、何卒よろしくお願い申し上げます!
- TanksAsia Masters Seasonとは…
- [DN]SDR、VeyN選手による日本語解説はこちら:TANKS ASIA SEASON2
[DN] Silly Ducks Revolution の最新情報はTwitterからも発信しています。
11月7日、マスターシリーズのレポートはこちらです。