2016年1月17日、秋葉原UDXにおいて大規模に行われたオフライン大会となる『LJL 2016 Spring Split Round1』。その第三戦目に、本シーズンの再大注目カードである『DetonatioN FocusMe(DFM) vs Rampage(RPG)』の試合が行われました。
その試合の内容を、DFM・コーチであるKazu氏が振り返ります!
LJL 2016 Spring Split前半戦を振り返る~Round1 Rampage戦~
Catch選手とEternal選手(viviD)が日本に来て間もなく、メンバーチェンジを行った新DetonatioN FocusMe(DFM)。
まずは得意チャンピオンや得意なプレイスタイルを模索するところからのスタートだった。
新チーム結成から2週間弱で初めてのオフライン。
また個人的(Kazu個人として)にも、初めて選手以外での出場となった。
Game1 – Blue Side
DetonatioN FocusMe
Ban Lulu / Shen / Tahm Kench
Rampage
Ban Gangplank / Ryze / Kalista
1■ | Alistar | DFM Eternal |
1■ | Braum | RPG Dara |
2■ | Rek’Sai | RPG Tussle |
2■ | Miss Fortune | DFM Zerost |
3■ | Viktor | DFM Ceros |
3■ | Lissandra | RPG tei |
4■ | Lucian | RPG Meron |
4■ | Sion | DFM Yutapon |
5■ | Lee Sin | DFM Catch |
5■ | Fiora | RPG Paz |
1戦目のBan/Pickは、日本最強と謳われいてるMeron/Daraコンビ結成2週間のZerost/Eternalがどれだけ戦えるのかをベースとして考えた。
RPG戦当時のパッチではMiss Fortuneが強かった為、Alistar/MF/ViktorのAoECOMPをGame1で用意。それに対してRPGはRek’Saiを使ったSkirmish(少数戦)COMPを出してきたが、25分以降の集団戦には自信があったので、出来る限りファームに専念させることにした。
当時からFioraの対策を考えBanするかも悩んだが、YutaponのSionの練習が間に合ったことが幸いし、その必要はなくなった。
この試合でのDFMの構成はドラゴンやバロン付近の狭い範囲での集団戦を得意としたものだったが、RPGのSkirmishに中盤ひやりとさせられた闘いとなった。
Game2 – Red Side
Rampage
Ban Gangplank / Sion / Ryze
DetonatioN FocusMe
Ban Lulu / Fiora / Tahm Kench
1■ | Kalista | RPG Meron |
1■ | Alistar | DFM Eternal |
2■ | Rek’Sai | DFM Catch |
2■ | Rengar | RPG Tussle |
3■ | Lissandra | RPG Paz |
3■ | Gnar | DFM Yutapon |
4■ | Ezreal | DFM Zerost |
4■ | Thresh | RPG Dara |
5■ | Viktor | RPG tei |
5■ | Ahri | DFM Ceros |
2戦目は、1戦目のRPGのSkirmishCOMPを見て、DFMもSkirmishCOMPをやることを決意。Ezreal/Ahriを軸とした機動性重視の構成だが、結果的にMeron/DaraにKalista/Threshを渡してしまった。
予想はしていたが、Doadの得意チャンプであるRengarが出てきたことで、前年のLJL 2015 Season2 Finalが思い出された。
DFMはAlistar/Gnarで集団戦には問題のない構成だったが、RPGはRengarがJungleを回るだけで育ってしまう構成でもあるので、一度の集団戦で全てが決まる不安はあった。
Kalista/Thresh相手にEzreal/Alistarを当てるのは相性的に難しいと考えた為(更にDaraのThreshという脅威から)Swapを選択。
同時にRPGがSwapゲームの理解があるのか確かめたかったのだが、序盤のミスを除いてはRPGも適応していたように感じる。もしもRPGがSwapゲームの対策が出来ていない状態で負けてしまうのであれば、恐らく3戦目もSwapしていただろう。
逆に3戦目に突入した場合、Zerost/Eternalに強いPickを渡して彼らのCarry力を確かめていたのかもしれない。
著:DFMコーチ Kazu
LJL, League of Legends Japan League
LJLとは『League of Legends Japan League』の略称です。
Riot Gamesによる日本公式リーグであり、最高峰のプロゲーマーを擁する各チームが優勝を争っています。
優勝チームのみがその手に掴む世界大会へのチケットと、それぞれが胸に秘めた信念を懸けて激戦が繰り広げられています。
LJL2016 開幕戦
2014年からスタートし,今年で3年目を迎えるLEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUEは、春季大会であるSpring Split・夏季大会であるSummer Splitの2シーズン制で、それぞれ数か月にわたるリーグ戦を行い,優勝チームを決定する。
Spring Splitには「International Wild Card Invitational」(※2015年はDetonatioN FocusMeが出場、Summer Splitには「International Wild Card Qualifier」と呼ばれる公式国際大会への出場権がかけられており、日本最強という栄誉だけでなく、日本代表チームを決める大会でもある。
引用:「League of Legends」の公式国内リーグ戦「LJL 2016 Spring Split」開幕戦フォトレポート。日本展開を間近に控え,ハイレベルな試合が展開
LJL2016、開幕戦。ライアット・ジャパン公式大会となった本プロリーグへの、新しい挑戦が始まりました。DetonatioN FocusMeは3Match目、宿敵でもあり強豪、もっともLoLでの勝ち方を知るチームRampageと対戦しました。http://www.twitch.tv/riotgamesjp/v/35910557(過去ビデオ配信)