先日発足しました新部門「汝は人狼なりや?」におけるチーム『人狼』について、皆様の応援を頂きつつも、残念ながら諸事情により正式発足発表を前に解散することとなりました。
経緯について
DtN BYCMの息抜きを中心にして結成された新部門『人狼』。
主に練習終了後の深夜帯から朝にかけて行われており、人数確保のため、DtN BYCM以外からも募集を掛け、DNGスタッフも参戦する形で活動を行っておりました。
プレイ中はTwitchでの配信を義務付け。全プレイヤーの配信を見ている視聴者だけが真実を知りつつ楽しめるという、公開型プレイコンテンツとして人気を集めました。
数々の問題が露呈
活動時間が、主に朝方になる事から生活のリズムが崩れる選手が続出。戻すために徹夜でプレイを続ける選手が後を絶たず、また初回で吊られた(ゲームルール上1日一人は処刑を行う)プレイヤーはゲームが終わるまでの間の時間、その場に拘束され続けるということも起こり、その時間の有効活用についても問題視されていました。
*人狼プレイ用のツールを使うことで制限時間が発生するためある程度の時間は読めるが、半端なことが多く、その間の行動に制限が発生していました。
問題は「時間」だけに限らず、ゲーム自体を10人以上で行わないと『人狼』ゲームらしさが出ないことを理由により、各部門から有志を募った結果、マネージャーを始めDNGスタッフが参戦。
頭脳派プレイヤーであるマネージャーmがその手腕を大いに発揮する中、チームエースのD選手が「実は人狼をちゃんと理解してゲームができている」ということをメンバー誰にも理解されず、話の内容以前に「まず最初に吊るか吊らない」の二択だけが浮上し、場を収める事が出来なくなる他、熟練プレイヤーであるスタッフAが参戦した場合は「まずやられる前にやれ」と初回吊りが固定となり、初心者プレイヤーである代表Lが参戦した場合はその関係性から選手の誰も「吊る」事が出来ず、唯一「吊る」ことが可能なスタッフAが初回で吊られなかった場合には「代表LとスタッフAが人狼である」という方式が確立。その中で、代表Lが日ごろの憂さ晴らしにスタッフAを「吊る」パターンも発生し、選手としては非常にいたたまれないゲームとなる事が多々発生し、回を重ねるごとに各選手がその頭脳と推理を発揮し成長しましたが、最後はゲームとしての思考が停止。「お前らどっちの言う事を聞くんだよ!」の一言で理論逆転するなどという現象が起こり、結果的にゲームが崩壊。
ゲーム以外の影響力、組織の上下関係が露呈することとなりました。
本チームについて、スタッフAは「全員がほぼ初心者で、それぞれの役割(人狼、占い師、霊能、狩人、村人)のあるべき形を理解しておらず、初回『無言吊り』から中盤『多弁吊り』を仕掛け、プレイヤーの普段との違いから内容を推測して指摘するだけで理論崩壊していても勝てる」上「だいたい勘で誰が何か分かる」と意味深に話していました。
また、エースプレイヤーDからは「自分が『騙り』で真占を護ろうとした際、その後の逆転を狙った『狂人騙り』等数々の作戦が理解されなかったことが悲しい」またプレイヤーKからは「Dの言う事は複雑すぎて理解できない」他、普段とは違った一面を見せられ、「大変困惑したので吊るしかなかった」等のコメントも寄せられました。
解決できなかった壁
見ている視聴者には「人生下剋上」「最後は権力が勝つ」という人生の縮図のようなお笑い配信を提供しつつも、実際のプレイヤーの疑心暗鬼や普段の関係性に影響が出る等の精神的疲弊が上回る事となり、本部門は正式結成を前に、解散することとなりました。
今後について
チームでの活動を維持していくことが難しいコンテンツである上、「プロ」という定義が非常に難しいジャンルであり、数々のテンプレート(またはテンプレート返し・奇策)などが定番化している中、それでも『人狼』をプレイしたいという選手が多数存在するのも事実です。
今後はあくまで『本気の息抜きでの娯楽』としてのみ、展開することとなります。
※プレイの内容は一部フィクションですが、「吊るしかなかった」事実はございました。
※この記事は架空の内容を多く含みます。
ご拝読ありがとうございました。